税金なんて払ってことがない
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武勇伝
経営者同士の集まりで
「税金なんて払ったことがない」とおっしゃる方います。
それを聞いて、
そんな恥ずかしいことを、よく公然と言えるなと唖然としました。
という話を聞きました。
私はその方の率直な感想に、とても考えさせられるとともに自身を振り返って反省をしました。
恥ずかしいの意味
税金=課税所得×税率で計算されます。
税金がゼロということは、課税所得がないということです。
そうなのです。
税金を払ったことがない=稼ぎがない(働いていないもしくはまともな職がない)
という意味になってしまうのです。
税理士
だいぶ少なくなりましたが、
税理士=税金を安くしてくれる人
というイメージがいまだにあります。
最大限、節税できるように考えますが、当然ルールに乗っ取った判断しかできません。
利益が出ているのに、税金を払わなくすることはできません。
しかし恐ろしいことに、この業界に長く身をおいていると、
利益がたくさん出た⇒税金が高くなるからお客さんに怒られてしまうのではないか?
と思ってしまうことがあります。
決算を閉めて予想以上に利益がでていると、税理士自身が「どうしよう?」と考え込んでしまうことがあります。
でも、考えてみれば、予想以上に利益が出ているということは、商売が軌道に乗って順調であることを意味します。
税金が払わない状況が続くよりも100倍は喜ばしいはずです。
冒頭の方のように、税金の専門家でない人が、「税金を払わないなんて恥ずかしい」という感覚をお持ちなのに、専門家である税理士が税金の過多だけに捉われてしまっては、ダメだあなとハッと気づかされました。
編集後記
今日は、自宅で事務作業をした後、子供の病院へ行ってきました。