節税の基本、経費を洩れなく計上するのは意外と難しい
経費を漏れなく計上することは、節税の基本です。でも、これって意外と難しいです。ミスをなくすために、日ごろの作業を見直してみてください。
節税の基本
税金=所得×税率
所得=収益ー費用ー所得控除
個人の所得税は、↑のように計算されます。
税額を少なくしようと思えば、収益を小さくするか、費用・所得控除を大きくするしかありません。
収益を小さくする=事業がうまくいっていないということですので、積極的に少なくしたいという方は少ないと思います。
そこで、利益が出そうな時は、費用を大きくするために、決算対策で何かを買おう!という結論に落ち着きがちですが、その前に経費が漏れなく計上されているか?をチェックしてみてください。意外と大きなものがぽっかりと抜けていたりします。私も、抜けが怖いです。なので、申告書を提出する前は、何度も確認をします。
洩れなく集計することが難しい理由
では、なぜ経費を漏れなく計上することが難しいのでしょうか?
理由を考えてみました。
①人間の特性として、大きな誤りには意外と気がつかない(木をみて森を見ず)
②数か月分もしくは1年分まとめて入力するため、記憶が曖昧になっている
③銀行口座やカードが沢山ある、または、事業用とプレイベートの支出が区別されていないため煩雑になっている
対処方法
①過年度の数値を比較する、数字を見ながら事業の実態と照らし合わせる。
例えば、車両運搬具が事業用として計上されていれば、車に付随する費用(ガソリン代、自動車税、自動車保険)も計上されているか?という視点で決算書をみる。
②伝票の処理は、なるべく毎日行う。
③銀行口座やカードは多くても2~3に絞る。銀行口座やクレジットカードは、プライベートと事業用を明確に分ける。
まとめ
節税というと、ついつい余計に経費を使うことを考えがちです。
新しいものを買うのはなんだかワクワクしますものね。よーく気持ちはわかります!
でも、意外と漏れなく費用を計上するという基本ができていなかったりします。利益が思ったより出たときは、漏れているものがないか一度チェックしてみてください。
編集後記
今日は、引き続き事務所で作業。お昼は、母と二人で近くの中華料理屋さんへ行ってきました。庶民的なお値段なのにとっても美味しいです。その後、デザートに近くのお饅頭屋さんで桜餅を買いました。壬生朱雀町グルメを満喫です♡