ものづくり補助金に挑戦するなら、はじめに確認しておきたい全体のスケジュール
ものづくり補助金は、公募から実際に補助金が交付されるまでに約1年と長期戦です。しかも、どのタイミングで何をしないといけないかが決められています。
ものづくり補助金を成功させるためには、スケジュールを頭に入れて、事前に準備しておくことが大切です。
H30年実施のものづくり補助金のスケジュール
ものづくり補助金は、1次公募と2次公募があります。2次公募は実施されない可能性もあり、1次公募で不採用となった事業者が再チャレンジするため、1次公募からチャレンジがオススメです。
H30年度実施された1次公募のスケジュールはこんな感じでした。
どのステップで何をすることになっているの?
①補助金の公募要領の発表 2月
「補助金を受けられる人はこんな人ですという国からの発表です」
公募要領、交付申請書を入手したり、地域事務局が実施する説明会に参加します。
②公募期間 2月28日~4月27日
「補助金を受けたいですけどこんな計画でいいですか?というお伺いのための申請書を作る」
この間に応募申請書類を作成し提出します。この申請書は、質・量ともに求められるので、大変です。提出先は、ものづくり補助金の事業を実施する場所のある地域事務局です。
③採択事業者の発表 6月29日
「補助金を受ける権利を獲得をした事業者が発表されます」
昨年は、応募17,275者のうち,9,518者が採択されました。採択率55%です。
④交付申請
「獲得した権利を使いますという意思表示」
採択された事業者は、交付申請書を作成します。
⑤交付決定 8~10月
「じゃあ、補助金を出しましょう!とうい正式な決定」
この、交付決定がおりて初めて、設備の発注が可能となります。
コレ重要です!
交付決定前に、設備を発注してしまうと補助金の対象外となってしいますので、注意が必要です。
⑥事業実施期間 交付決定~事業完了期限まで(小規模型 11月30日 その他12月28日)
「補助金を受ける事業を実施する期間です」
この期間内に、設備を発注して稼働できる状態にします。なお、事業完了期限後の支出も補助金の対象外となりますので注意が必要です。
「補助事業遂行事業報告書」を提出し、中間監査を受けます。
事業完了後に「補助事業実績報告書」を提出し、審査が完了すれば補助金額が確定します。
⑧補助金の交付 2月15日まで
「補助金の請求をおこない、補助金が入金されます」
⑨2020年4月1日~2024年6月30日まで
「補助を受けた事業はこんな風に進んでいますという事後報告を毎年行います」
チャレンジする前に考えておくこと
書いていてもウンザリとするほど長丁場です。
しかも、採択後も決められた期限内に事業を遂行し、報告書を提出しなくてはなりません。
例えば、補助金の事業期間と本業の繁忙期が重なるのであれば、採択を受けたとしても事業を遂行するのはキビシイかもしれません。
公募が始まる前までに、
十分な人員や時間をモノづくり補助金へ割り当てることができるような体制を作っておくこと!
が大切です。
編集後記
昨日は、一日客先で打合せ。久ぶりに「なんば」まで行きました。人が多くてびっくり。
プチエクセサイズ
ブログを始めたせいで、パソコンに向かっている時間が長くなり、運動不足気味。
今朝は、早起きして柔軟で身体をほぐしました。