バレエ公演のチケットを前売りで購入した場合の、消費税率は?

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2019年10月1日から消費税が10%に増税されますが、前売り券を増税前に購入した場合の税率は8%となります。

日本のバレエ団

少し前、NHKで、新国立劇場バレエ団の「くるみ割り人形」を放映していました。

知っている先生が新国立劇場バレエ団所属されているので、興味本位で見始めたのですが、予想以上のレベルの高さにびっくりしました。
キャラクターの踊りは、アクロバティックで楽しく、
主役2人の踊りは、繊細で文句なしに美しかったです。
海外の有名バレエ団に引けを取りません!
日本のバレエ団のレベルもあがったなあとつくづく思いました(上から目線でごめんなさい)。
ボリショイバレエやパリオペラ座も観に行きたいのですが、まずは日本のバレエ団の公演も観に行きたいなあなんて思っています。
でも、みんな東京なんですよね。
子供はバレエに興味がないので、連れて行くわけにもいかず、もう少し大きくなったらですね。
私が公演を観に行きたいバレエ団は、
・新国立劇場バレエ団(日本で唯一の国立のバレエ団です)
・Kバレエカンパニー(熊川哲也さんが設立したバレエ団です)
・チャイコフスキー記念東京バレエ団(1964年設立で幅広いレパートリーを誇ります)

2019年公演演目

どのくらいの頻度でどんな演目を公演しているのだろう?と気になって、新国立劇場バレエ団の公演予定を調べてみました。2020年6月までの演目が公表されていました。
子供向けの楽しそうなもの(アラジン、不思議の国のアリス、くるみ割り人形)から大人向けのもの(トメオとジュリエット、マノン)までレパートリーが豊富ですね。
2019年6月 アラジン
2019年7月 こどものためのバレエ劇場「白鳥の湖」
2019年8月 バレエアステラス(海外で活躍する若手日本人ダンサーの公演)
2019年10月 ロメオとジュリエット
2019年12月 くるみ割り人形
2020年1月 ニューイヤー・バレエ
2020年2月 マノン
2020年5月 ドン・キホーテ
2020年6月 不思議の国のアリス
ますます観に行きたくなります(^^)
新国立劇場公演予定2019
新国立劇場HPより

バレエのチケット

 

バレエのチケットは、公演の数か月前に前売りが開始します。
ロメオとジュリエットの場合、公演は10月19日~10月27日(土)です。
チケットの販売は、会員先行発売が6月29日から開始されます。
職業柄、ここで「むむっ」とひっかかりました。
そう、消費税です!
消費税は2019年10月1日から10%に増税されます。
つまり、公演が実施される日の消費税10%ですが、チケット前売り時の消費税は8%です。
チケット購入時と公演が実施される日で税率が異なります。
さて、このような場合、前売り券の税率は何パーセントになるのでしょうか?

前売り券の消費税

消費税の税率は、そのサービスの提供を完了した日の税率となります。

これが原則です。

バレエの場合、サービスの提供の完了=公演終了の時となります。

原則通りであれば、公演終了が2019年10月1日以降であれば、消費税率は10%となるはずです。

でもHPには以下のように記載されています。

新国立劇場チケット代

新国立劇場HPより

8%税込みとしっかりと記載されています。

そう消費税率は、8%です。

なぜなのでしょうか?

経過措置

消費税率等に関する経過措置というものがあるからです。

2019年10月1日以降に取引が終了するものは、すべて増税後の税率となるのが原則です。

でも、この原則を厳密に適用してしまうと不都合が生じるような取引もあります。

例えば、電車の切符です。

極端な例ですが、2019年9月30日の23時59分に切符を購入して、日付が変わった2019年10月1日0時5分の電車に乗ったとします。税抜き価額が500円だとすると、購入時点での切符代は540円です。

原則通りにいくと次のようになります。

電車に乗ったのが2019年10月1日なので、消費税の税率は10%となり、切符代は500円×110%=550円です。でも、購入時点では8%分の消費税しか支払っていません(切符代は540円)。なので、改札で消費税の差額分の10円(550円-540円)を清算しなければなりません。

面倒ですし、混乱します(-_-;)

そこで、不都合が生じそうな取引を予め決めて、その取引に該当すれば増税前の税率で計算してねという例外的な取り扱いを定めています。

10個の例外が定められています。公演のチケットもこの例外に該当します。

① 旅客運賃等
31年施行日以後に行う旅客運送の対価や映画・演劇を催す場所、競馬場、競輪
場、美術館、遊園地等への入場料金等のうち、26年施行日(平成26年4月1日)
から31年施行日の前日までの間に領収しているもの

国税庁 消費税率等に関する経過措置より

演劇を催す場所への入場料金とありますので、劇場は該当します。

「平成26年4月1日から31年施行日前日(2019年9月30日)までの間に領収しているもの」とありますので、前売りでチケットを購入した場合は、経過措置の対象となります。

だから、8%の税率なのですね。

ちなみに、この経過措置、強制適用です。該当すれば必ず8%で計算しなければいけません。

8%と10%のどちらかの税率を選べるというものではありません。

まとめ

バレエなどのコンサートの前売り券を増税までに購入した場合の、消費税率は増税前の税率となります。

なので、前売りででチケットを買った方がお得ですね。

迷っているコンサートがあるのであれば、税率が8%のうちに買っておくのもいいかもしれません。

気分転換にもなりますしね。

編集後記

今日は、研修へ行ってきました。繁忙期の間は、研修を受ける時間がなく久しぶりの参加でした。自分と違う分野の専門家の方に、お話しを聞くと視野が広がりますね。