LINEの決算書を探そう!上場会社の決算書はどこで見ることができるの?

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PayPayもそうですが、LINE Payもことあるごとに還元キャンペーンを実施しています。あまりに太っ腹なので、懐具合が気になります。というわけで、今回は、上場会社の決算書の探し方を解説します。

太っ腹なLINE

2018年12月のPayPayの「100億円あげちゃうぞ!」キャンペーンで、認知度が高まったスマホ決済です。

PayPayに負けず劣らず還元キャンペーンをしているのが、LINE Payです。このブログ執筆時も(2019年6月1日~6月9日)、最大20%還元キャンペーンを開催しています。

かくいう、私もこのキャンペーンでアイロンを買いました。

同時に、「300億円祭」なるものを実施していたり、ことあるごとにコンビニに使える100円クーポンが届いたりと何かと太っ腹なLINEです。

こうなるとLINEの懐具合が気になります。

お節介ですが、財政状態は大丈夫なのか?

というわけで、LINEの決算書を探してみたいと思います。

決算書はどこで手に入る?

中小企業の場合は、決算書はなかなか手にはいりませんが、LINEほど大きな会社となるとHPで、決算書を公開しています。LINEは、株式を公開しているので、法律で開示が要求されているからです。

上場会社の決算書はいろんなところで手に入れることができますが、今回はHPから探す方法です。

ネット検索で「LINE」と入れると、LINEアプリのインストールの仕方と上位に表示されます。

ここから探すのは面倒なので、「LINE株式会社」と入力します。

すると「LINE Corporation」というのが一番上に表示されます。これがLINEの運営会社のホームページです。URLはこちらhttps://linecorp.com/ja/

ホームページの上部にメニューがあります。

この中の「IR」を選びます。

IRとは、Investor Relationsの頭文字をとったもので、企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績・今後の見通しなどを広報するための活動を指します。上場企業であれば、ホームページにIRという項目があり、この中で決算書が公開されています。

どこに決算書があるのかは、会社によって異なるのですが、IR資料室というカテゴリーの中に掲載されている場合が多いです。

IR資料と有価証券報告書という2つのタブがあります。

IR資料の中には、決算短信が掲載されいるようです。どちらにも決算書が掲載されています。

決算短信と有価証券報告書の違い

「決算短信」と「有価証券報告書」はどう違うのでしょうか?

「有価証券報告書」の方が、読み切るのがツライです。

なぜなら、「決算短信」の方がページ数が少なく、「有価証券報告書」はページ数がとんでもなく多いからです。

なので、決算書をみるだけなら読みやすい「決算短信」の方がオススメです。

説明になってないやん!と思われる方は、以下をお読みください。

納得された方は、読み飛ばしていただいて結構です。

両者は、作成となる根拠が違います。

「決算短信」⇒証券取引所の自主規制である「適時開示ルール」に基づいて開示される書類

「有価証券報告書」⇒「金融商品取引法」という法律に基づいて開示される書類

「決算短信」が自主規制に基づいて開示されるものなのに対し、「有価証券報告書」は法定開示書類です。

だから、有価証券報告書にウソの記載をした場合は、犯罪となります。ゴーンさんが逮捕されたのがそうですね。

また、開示の時期も違います。

「決算短信」が、一番早く発表されます。株をされる方はご存知だと思いますが、「決算発表」といわれるものです。3月決算の会社であれば、GW明けに発表されることが多いです。

一方、「有価証券報告書」は株主総会で承認をうけた後、開示されます。3月決算であれば、6月後半に開示されるケースが多いです。

他にも違いがあるのですが、長くなるのでこのくらいで。

まとめ

上場会社の決算書は、会社のHPから手に入れることができます。

株をする方は、決算書を見るという方も多いと思います。

そうでない方も、気になった会社があったら、是非決算書を探してみてください。

美味しいなと思ったお菓子の会社の決算書、サービスを利用してみて良かった会社の決算書、就職したいなと思っている会社の決算書、取引先の決算書などなど。

意外な発見がありますよ。

編集後記

今日は、相続税の申告書の最終チェックをしていました。他の申告書もそうなのですが、相続税は特に心配で、何度も何度も見直してしまいます。