苦手なことから逃げ切ることはできないから、腹をくくってみた。

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若いころは、苦手なことから逃げてばかりでした。一旦、逃げ切りは成功したように思えても、数年後にまた目の前に現れます。「逃げ切れない」と腹をくくって取り組んでみると、意外にできたりします。

発表会

昨年から、バレエの発表会に出ています。

ブランクも長く、ポワント(トゥシューズ)で立つことすら怪しいので、相当見苦しいです。

でも、昨年挑戦してみて良かったなと思うので、今年もチャレンジすることにしました。

良かったと思うのは、何か目に見える目標があることです。

学生の間は、学校行事に合わせて何かを頑張ったり、習い事の発表会があったり、試合があったりして、知らず知らずのうちに目標に向かって頑張っているのですが、大人になるとそういう機会は減ってしまいます。発表会という目標があるのは、いい機会だなあと思っています。

苦手なこと

今、練習の真っ最中です。

当然のことながら、思うようにはできません。

最も苦労しているのは、ピルエットやピケと呼ばれる回転です。

今回の曲では、見せ場に回転が入っていて逃げるわけにもいかず、

「なんで、できないんやろう?」と自己嫌悪の日々です。

気持ちよくクルクルと回りたい!

できない原因

回転ができない原因は人によって様々ですが、私は首のつけ方が悪く、途中でバランスを崩してしまい回れなくなっているようです。

そうか、首のつけ方を意識すればいいのか!と気が付いたのですが、頭でわかるのと実際にできるのとは、全く別問題です。

さらには、回転だけをやってみるのとできたりするのですが、曲が鳴った時に踊りの流れの中でできるか?といえばそうではありません。

舞台の上でクルクル回れるまでの道のりは遠いですね。プロの方はスゴイなと思います。

昔から苦手だった

ブランクがあるからできないわけではなく、昔から回転は苦手でした。

大学生の時にバレエを一旦辞めたので、また回転で苦労する日がやってくるとは思っていませんでした。

バレエに限らず苦手だなあと思って敬遠していた事は、追いかけてやってくるような気がします。

自己表現、営業、人前で話すこと、文章を書く事、英語などなど

どれも苦手で若いころは避けていた事柄です。

一旦は、逃げ切りに成功したように思っていたのですが、10年くらい経つと再び目の前に現れてきます。

苦手なことからは逃げ切れない

若いころは、自分には向いていないとか、才能がないとか理由をつけて逃げていました。

ダメな思考回路の典型です…

最近は、逃げてばかりもいられなくなり腹をくくりました。少しずつですが、取り組んでいます。

取り組むなかで、自分を励ますために思い返すことは、「スゴイ方は、例外なく努力をしている」という事実です。

若いころは、「優秀な人は才能があって初めからできる」と思っていたのですが、そうではないのですね。ベースはみんな変わりません。

そう考えて取り組んでみると、昔できなかったこともすんなりできたり、意外と面白いなと感じることがあります。

年齢を重ねて少しですが経験値ができたのか?

できると思って取り組めば何でもできるのか?

どちらかよくわかりませんが、出来なかったことが出来るようになる体験は楽しいです。

新しいことを始めたり、何か違ったことをするのは億劫ですが、いくつになっても年を言い訳にせずに、新しい経験を重ねていければいいなと思います。

編集後記

昨日は、京都で打合せでした。小学校の頃よく遊んでいた場所だったので、とても懐かしかったです。地元に開業するのもいいものですね。