若山会計事務所の前身は、材木屋さん
個人事業なので、前身もくそもないのですが、祖父が材木屋を営んでいた場所に事務所を構えています。
若山会計事務所がある場所
若山会計事務所は京都にあります。JR嵯峨野線の二条駅を南へ少し下がった千本三条と呼ばれるあたりです。三条通りから南の千本通りには、材木屋が多く歩いているとほんのり木の香りがします。
私の祖父も、材木屋でした。祖父は比較的早くに商売を縮小していたので、材木屋さんがどういう商売だったのかあまり知りません。まな板が立派だとか、欅の大きな置物があったことくらいしか覚えていません。
母や祖母から伝えて聞く、断片的な話だけです。
- 戦後の復興期には、建築需要もあり景気が良かったこと
- 材木は木の中をみて仕入れることができないので、目利きがもとめられること(外見上は虫食いがあってもわからない)
- 祖父は、大阪の南港まで自転車で仕入に行っていたこと(かなり遠いけど、ほんまかな?)
- 販売先は、大工さんなので掛代金の回収が難しいこと
- 1970年代になるとハウスメーカーが台頭してきて、材木屋の需要が少なくなったこと
- その時期に、不動産賃貸業を始める材木商が多かったこと(祖父もその一人でした)
今から思えば興味深い話ばかりです。もっと話を聞いておけば良かったなと思います。
税理士事務所への転身
結婚当初、母は、別の場所で暮らしていましたが、父の転勤をきっかけに実家のある千本三条へ引っ越してきました。
母は、京都へ帰ってすぐに税理士の資格を取得しました。当時、祖父は材木屋の事業は縮小し、材木置き場だった場所に小さなマンションを建てていました。そこで、母は祖父が材木屋を営んでいた場所で税理士事務所を開業することとなります。祖父が建てたマンションの1階に税理士事務所を構えました。
私が小学生の頃です。そのころの私は、友達と近所を走りまわっていましたので、母の事務所も祖父のマンションも近所の材木屋さんも全部遊び場でした。
以降、うん十年最近まで母が一人で税理士事務所を切り盛りしていましたが、数年前から一緒に事務所をさせてもらっています。
事務所の取り壊し
そんな思い出がいっぱいの事務所ですが、3月いっぱいで取り壊すこととなりました。昭和40年代の始めに建てたマンションなので、耐震基準やらで問題が出てきたからです。
新事務所の完成は12月ごろの予定です。しばらくは、母の自宅で仮住まいとなります。お客様にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
編集後記
今日は、PTAの用事へ学校に行った後、確定申告の作業。
長男が人生ゲームにはまっています。ゲーム中、大金を手にした瞬間に嫌な奴になるのは、どうしてなんだろう?